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布団の中でだけ育つ植物

妖精に乳首はねえ

破裂する牛と、お菓子のランドセル

先日から読み進めていたスコットランド民話集がどれもあまりにもひどくて、物語の大筋と全くかかわりのない農家や牛なんかがお腹を破裂させて死んだり脛をへし折られたりと悲惨な目に合い、しかもその後一切言及されず野垂れ死ぬのはいったい何故なのか、こんな話を聞いてスコットランドチルドレンはけらけら笑うのかと思うとスコットランド人の思想は何とも暴力に根差したものなのかと思われ、人種の壁というのは即ち文化の壁、哲学の壁でもありそれはとても厚い。相手が何を言っているかわからないけど少しおもしろいことを言ったような顔をしているときには「哲学ですねえ」と言っておけばたいていうまくごまかせるもので、そんなふうに哲学という言葉を用いる私は、せっかく人間に与えられ人間を人間にしてくれる思考という武器を放棄した大変薄っぺらな肉の塊です。しゃぶしゃぶです。私はしゃぶしゃぶ屋で働いていますが、先日お偉いさんが宴会をしたときは大変ひどかった、しゃぶしゃぶ屋で力士に口内射精の物真似をさせないでほしい。最近お店で聞いた一番良かった話は、接待麻雀で相手から役満を上がってしまい、しかもあまりに嬉しくて万歳と叫び左遷された阿呆。

 

 

 

 

 

誕生日プレゼントにお菓子でできたランドセルを頂きました。まるで童話のような響きをもつそれは、思いのほか身体にしっくりときて、しっくりときすぎて、少し腕を動かそうものならクッピーラムネでできた肩ベルトが弾けそうになります。ランドセルの中には製作途中で食べてしまったのであろうお菓子の包装ゴミが入っていて、諸行無常などを感じます。そんなわけで誕生日を迎えましたが、生まれてこれまで人間として生きてきたのにいまだに人間として生きるコツはさっぱり掴めずにいます。哲学ですねえ。