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布団の中でだけ育つ植物

妖精に乳首はねえ

瑕一つなく光る

私の実家では骨壺を傘立てにしている。待ってくれ、もう少しだけ話を聞いてほしい。完全にとち狂った家と思わないでくれ。実家のすぐそばに納骨堂があったのだが、庭で壺を掘り当てた小学校のころは、不思議な色の砂が入っている立派そうな木の壺としか思っていなかった。壺に入っていた不思議な色の砂の正体はあの壺がもし本当に骨壺なのであれば完全にアレなのだが、バカだったのでそんなことは欠片も考えず泥団子の仕上げのコーティングに使った。いい泥団子が仕上がったように記憶している。光る泥団子が流行っていた。実家のそばにある納骨堂がどういうものであるかを理解したときにはもうその壺はすっかり我が家の傘立てとしての存在を確立させていて、それに立派な壺だったので重心もやたらとしっかりしていて、私もまあいいかとそのままにした。納骨堂からどういうわけか飛び出してきて我が家の庭に埋まり、子どもに掘り当てられ、光る泥団子のコーティングに使われてしまった遺骨に対する罪悪感と、納骨堂から骨壺が飛び出すわけはないのであれは骨壺じゃないんじゃないかという疑念は骨壺を見るたびに甦ってきて、多分私があまり帰省したがらないことと骨壺は無関係ではない。

 

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年末は帰省します。