布団

妖精に乳首はねえ

【血や内臓の画像があります】マムシとスッポンを食べたやつです

マムシとスッポンを食べたやつです。これまでもサメやらワニやら食べてきましたが、とうとう蛇肉の用意ができ、開催に至りました。人徳のある友人がいたため、どちらも無償でいただくことができ、持つべきものは友であると再確認しました。ありがたや。

 

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マムシさんです。ウオー。生きたままでいただいたため、自分で捌くことになりました。

 

 

 

 

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 マムシさんはみりんのペットボトルの中に保管されていましたが、どうしても出てこようとせず、酒を飲ませれば酔っていい感じになるのではという雑な考えが生まれ料理酒をぶち込みました。顔が赤くなりマジで酔った挙動をしていたのでスゲエとなったのですが、酔ったマムシさんは意味不明な動きを繰り返すばかりで結局容器からなかなか出てこず大変でした。酔わせた意味は特になかった。

 

 

 

 

ソイヤ 

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というように尻尾をつかんで無理やりペットボトルから引きずり出し、根性で頭を切りました。尻尾をつかんだ時に皆に見て見て~つってよそ見してたら普通に噛まれかけてヤバかったです。なんだかんだでメチャ怖くて、頭を切ろうとすると包丁にクソ噛みついて黄色い毒をバシバシ出してきたので、全員腰が引けた。山で捕まえられて2週間ばかり飲まず食わず、また毒抜きはしてあるよとのことだったのですが、バリクソ毒が出て完全にヤバかったです。命ってすごいねという感じです。頭を切っても胴体も頭もメチャ動くのでアイスピックで頭をぶっ刺しました。意味があったのかはわからない。心の保険として軍手があったら良かったですね。素手だとマムシさんが動くたびに心がドキドキしました。諸賢らは革の軍手などを用意すると良いでしょう。

 

 

 

 

 

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頭をぶち落としたあと、皮をソイヤして引っ張ると靴下みたいな感じで皮が剥がれます。やったあ。皮が剥がれると、内臓もいい感じに剥がれました。やったあ。内臓部分の3つ膨らんでる部分にはそれぞれマムシさんの赤ちゃんがいました。マムシさんはカモノハシと同じく卵胎生で、お腹の中で卵から孵化した赤ちゃんを育てるそうです。眼とかしっかりあってとぐろも巻いていたので、ここでも命…となります。ただ内臓は寄生虫が鬼らしいので捨てます。お肉の見た目はお魚のアジとか、そんな感じです。首を切って10分くらいたっても普通にウニョウニョ動いていらっしゃるので、命……

 

 

 

 

 

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ワーイ

 

 

 

 

 生き血は焼酎ならヤバい成分が殺せるから飲めるとの噂を聞きましたが、マムシさんが最後の抵抗か生き血に毒を撒き散らしやがったため、絶対に飲んではいけない液体が生まれました。目玉も飲むと良いとの話だったのですが、いまいち上手く取り出すことができず、目玉の水晶体ばかり摘出してしまい断念しました。

 

 

その後マムシさんは蒲焼きにしたんですけど、テンション上がって一瞬で食い尽くしたので写真はないです。鳥と魚の間みたいな味でした。骨が硬いけど、パリパリに焼けば骨も美味しく食べられます。尻尾はさらに加えて山椒みたいな味がして新たなる体験という感じです。美味しいんですが、ほとんど全員がよくわからない顔をしていたので、体験を食したのだと思いましょう。

 

 

 

 

 

 

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 さてスッポンですけど、すでにあらかた捌いてあったもので、あとは適当に骨をブチ追っていくだけの作業でした。写真を撮り忘れたのでこれはインターネットから適当に拾ってきたスッポンです。まあ写真とだいたい同じような感じで、こいつが上半身と下半身で分離されていた状態でした。内臓は既になく、聞くと解体したおじさんが解体しながら生でひょいひょい食べたそうです。すごいね

 

 

黄色のコロコロした球が卵で、そのほかの黄色の部分は脂肪です。骨がクソ硬く、でかくて強いキッチンハサミがあれば楽だろうなという感じでした。ただ何故か僕が途中から覚醒し、骨の継ぎ目や関節の分断の仕方を急に会得してありえない速さで捌けてウケました。漫画『トリコ』の小松君みたいですね。

 

 

 解体した後やばい臭かったので塩で揉んだり熱湯かけたりしました。臭いを消すときは塩か小麦粉で揉めと教わってきましたので。結果として塩は多分意味なかったです。それと熱湯をかけて失われる旨味はたいした量ではない気がしたので大丈夫です。大丈夫でしょうか。

 

 

 

 

 

 

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醤油とか出汁とか入れた液体にスッポンを突っ込むとヤバい灰汁が出て、必死に取るといい感じに鍋になります。黄金色の出汁というやつですね。こいつは半端じゃなくクッセえですけど、生姜入れとけば何とかなります。スッポンは味としてはサザエみたいな臭いと肉の味がし、混乱があります。卵とか脂肪(黄色い部分)は意味不明な食感がして、好きな人は好きです。僕は…。嫌いな人が噛まずに飲むと美味いと言っていました。最後にバターとか適当にいれた雑炊が面白いほどおいしくて困りました。

 

 

 

 

 

総括ですが、スッポンはクッセえです。調べると締めた瞬間からどんどん臭いが増すらしく、もし高みを目指すのであればスッポンも生きた状態から捌く必要がありそうです。

マムシさんは捌くのはヤバかったですけど、体験でした。ただし可食部が少なく、また硬骨であるため応用が難しい。やはりスープなどにするべきだった気がします。シマヘビは軟骨らしいので機会があれば挑戦したいところです。マムシとスッポンは滋養に良いといいますが、めちゃくちゃぐっすり眠れました。捌くのに使ったエネルギーが大きすぎたのでしょう。

今月末は牛タンと牡蠣と鴨を食べるようです。うれしいですね、さようなら。